LIFULL、海外事業整理後の「本当の回復」が見えてきた
以前、LIFULL(2120)を初めて購入したことをブログに書きました。
購入した理由の一つが、海外事業の整理によって業績が正常化してきたことです。
LIFULLは以前、海外事業が業績の重荷となっていました。その後、海外事業のリストラクチャリングを進め、現在は主力の「LIFULL HOME’S」を中心とした国内事業の収益力が以前より分かりやすくなっています。
そのため私が次に確認したかったのが、
「海外事業を整理した後、本業だけでしっかり利益を出せるのか?」
という点でした。
今回発表された2026年9月期第3四半期決算では、その答えが少し見えてきたように感じています。
営業利益が好調、そして上方修正
今回、LIFULLは通期業績予想を修正しました。
営業利益は、
30億円 → 39億円
へ上方修正。
さらに親会社株主に帰属する当期利益も、
19億円 → 25億円
へ引き上げられました。
営業利益の上方修正率は30%ですから、かなり大きな修正です。
さらにEPSも14.10円から19.50円へ上昇し、それに伴って年間配当予想も5.21円から6.72円へ増配されています。
良かったのは「上方修正の理由」
今回、私が特に評価したいのは、上方修正そのものよりもその中身です。
主力のHOME’S関連事業が計画を上回って好調に推移。
さらに、生成AIの社内活用やグループ内での内製化が進んだことで、外注費などのコストも抑えられています。
しかも会社は、中期経営計画で予定していた成長投資を行いながら、それでも利益が当初計画を上回る見通しになったと説明しています。
これはなかなか良い内容だと思いました。
一方、売上予想については297億円から293億円へ少し下方修正されています。
ただし、主力のHOME’S関連事業は264.5億円から265億円へわずかながら上方修正されています。
売上の下振れは主に地方創生関連の新規事業によるものです。
そのため今回の決算は、単純な「売上拡大」というより、
「主力事業の収益力が想定以上に改善した決算」
と見る方がよさそうです。
復活株として幸先の良いスタート
前期の最終利益には、海外事業の整理に伴う一時的な利益が含まれています。
そのため前年との最終利益だけを比較すると、現在のLIFULLの実力は少し分かりにくくなっています。
私が見たかったのは、そこではありません。
海外事業という重荷を整理したあと、HOME’Sを中心とした本業で利益を伸ばせる会社に戻れるのかという点です。
今回の上方修正を見る限り、その方向には進んでいるように思います。
もちろん、これだけで完全復活と判断するのはまだ早いでしょう。
売上成長率はそれほど高くありませんし、地方創生関連事業には計画の遅れもあります。
それでも「割安だから買った会社」から、少しずつ**「業績回復を確認できる会社」**に変わってきました。
復活株としてLIFULLを購入した私としては、今回の決算は幸先の良い結果でした。
次は通期決算で、今回の上方修正をきちんと達成できるのか。
そして来期も利益成長を続けられるのか。
引き続き保有しながら確認していきたいと思います。
※本記事は個人的な投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
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