【2027年3月期第1四半期決算】エイベックスは順調なのか? 決算説明資料を読んで感じた3つのポイント

(7860)エイベックス

エイベックス(7860)が2027年3月期第1四半期決算を発表しました。

決算短信だけを見ると、

  • 売上高は前年同期比6.7%増
  • 営業利益は12.4%減
  • 最終利益は44.2%減

という数字が並びます。

この数字だけを見ると、「利益が減っているから少し心配」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、決算説明資料まで読んでみると、私は少し違う印象を持ちました。

今回は、その理由を3つ紹介したいと思います。


① 第1四半期としては過去最高水準の売上だった

今回、最初に目に留まったのはここでした。

説明資料には、

「第1四半期としてはコロナ禍以降、最高売上高を更新」

と記載されています。

利益だけを見ると減益ですが、会社全体の売上は着実に伸びています。

また会社は、

「第1四半期は想定を上回る着地となり、通期予想に対して順調に進捗」

とも説明しています。

つまり、会社自身は今回の決算を想定内、あるいは想定以上と受け止めていることが分かります。


② 音楽事業は数字ほど悪くない

今回の営業利益減少の主な要因は、

  • スタジアム公演の減少
  • パッケージ作品売上の減少

と説明されています。

一方で、音楽事業の中身を見ると、

  • マーチャンダイジング +33.5%
  • マネジメント +4.1%
  • 音楽配信 +9.0%
  • Eコマース +0.8%

と、継続的な収益につながる分野は伸びています。

ライブやパッケージは開催時期や発売時期によって大きく変動するため、今回の数字だけで音楽事業全体を判断するのは早いと感じました。


③ アニメ・映像事業が大きく成長

今回、一番驚いたのはアニメ・映像事業です。

売上は前年同期比106.3%増。

営業利益は58百万円から1,187百万円へ大幅に改善しました。

大型実写映画や劇場アニメ作品が好調だったことが背景にあります。

エイベックスというと音楽会社のイメージが強いですが、今回の決算では「映像・アニメも利益を生み出す柱になりつつある」と感じました。


下期にも注目したい

資料には、今後予定されている主なコンテンツも掲載されています。

XGのワールドツアー後半戦をはじめ、

  • BIGBANG
  • Da-iCE
  • TREASURE
  • 東方神起
  • a-nation
  • ULTRA JAPAN

など、大型イベントやライブが予定されています。

そのため、第1四半期だけで1年間を判断するよりも、下期の動きを含めて見ていく必要がありそうです。


まとめ

今回の決算は、「営業利益が減った」という数字だけを見ると少し物足りなく感じます。

しかし、説明資料まで読むと印象は変わりました。

  • 第1四半期としては過去最高水準の売上
  • 会社想定を上回る進捗
  • 音楽配信やマーチャンダイジングなど継続収益の成長
  • アニメ・映像事業の大幅な利益改善

これらを考えると、長期投資家として悲観する内容ではないと私は考えています。

もちろん、利益率の改善は今後の課題です。

それでも今回の決算は、「数字だけでは見えない成長」が確認できた四半期だったように感じました。

今後は、下期の大型ライブや映像作品がどこまで業績へ反映されるのか、引き続き注目していきたいと思います。

【関連記事】
【7860】エイベックス 2026年度本決算のまとめ

コメント

タイトルとURLをコピーしました