前回の記事では、「jig.jpはARグラスで変われるのか?」というテーマで、新製品「SABERA」に注目しました。
しかし、投資家として考えるべきことはもう一つあります。
「そもそもARグラス市場は本当に拡大するのか?」
市場が大きくならなければ、どんな良い製品でも大きな成長は期待できません。
今回は、世界の動向とjig.jpの立ち位置を整理してみたいと思います。
MetaやAppleが本気で取り組む理由
近年、ARグラスやAIスマートグラスへの投資が急速に進んでいます。
特にMetaは、Ray-Banブランドと共同開発したスマートグラスを販売し、AIアシスタントや翻訳機能などを搭載した製品へ進化させています。
Metaが目指しているのは、「スマートフォンの次に毎日身につけるデバイス」としてのスマートグラスです。
一方、AppleもVision Proで培った技術を活かしながら、より軽量で日常使いできるスマートグラスの開発を進めていると報じられています。
世界を代表するIT企業が巨額の投資を続けていることからも、この市場への期待の大きさがうかがえます。
日本企業もARグラスを開発している
「ARグラスは海外企業だけの話」と思われがちですが、日本企業も開発を進めています。
例えば、
- Dynabookは企業向けXRグラスを展開
- CellidはARグラス向けの光学技術(ウェーブガイド)を開発
- NTTグループもXR関連事業に参入
など、日本にも高い技術を持つ企業があります。
その中でjig.jpは、自社ブランドとして「SABERA」を発表しました。
これは、日本企業による新しい挑戦として注目したいポイントです。
jig.jpの特徴とは?
SABERAの特徴は、「日常で使えるスマート眼鏡」を目指していることです。
AIとの会話や翻訳、ナビゲーション、テレプロンプターなど、普段の生活でも利用できる機能が想定されています。
また、将来的には企業向けの業務支援など、BtoB分野への展開も視野に入れているとされています。
つまり、一般消費者向けだけでなく、法人市場にも可能性を持った製品と言えるでしょう。
ARグラス市場は本当に拡大するのか
私は、市場は今後も拡大する可能性が高いと考えています。
理由は3つあります。
① AIとの相性が非常に良い
生成AIが普及したことで、「音声で質問し、目の前に情報が表示される」という使い方が現実味を帯びてきました。
ARグラスはAIとの組み合わせによって、これまで以上に価値が高まる可能性があります。
② 技術の進歩
以前のARグラスは、
- 重い
- バッテリーが短い
- 高価
という課題がありました。
しかし、小型化や軽量化が進み、日常利用を意識した製品が増えています。
③ 世界的大企業が参入している
Meta、Apple、Googleなど、多くの企業が開発を続けています。
これだけ多くの企業が参入していること自体、市場への期待の大きさを示していると言えるでしょう。
投資家として見るべきポイント
もちろん、市場が伸びることと、jig.jpの業績が伸びることは別の話です。
投資家として重要なのは、
「SABERAが実際に売上へどのようにつながるのか」
という点です。
新製品が話題になることも大切ですが、継続的な販売や導入実績が積み上がることで、初めて企業価値の向上につながります。
その意味では、今後の決算発表でSABERAに関する情報がどの程度開示されるのかが、大きな注目点になるでしょう。
まとめ
ARグラス市場は、世界中の大手企業が注目する成長分野です。
日本企業も開発を進めていますが、jig.jpは「日常で使えるスマート眼鏡」という新しいコンセプトで挑戦しています。
市場の拡大だけでなく、SABERAが実際にどのような評価を受け、どれだけ売上へ貢献するのか。
それが、今後のjig.jpを考えるうえで最も重要なポイントになりそうです。
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第1回 jig.jp(5244)はARグラスで変われるのか?「SABERA」に見る次の成長の可能性
第2回 ARグラス市場は本当に拡大するのか?Meta・Appleとの違いから見るjig.jpの可能性


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