はじめに
これまで私は、
- 第1回「jig.jpはARグラスで変われるのか?」
- 第2回「ARグラス市場は本当に拡大するのか?」
という2つの記事を書いてきました。
第1弾では、jig.jpが開発するARグラス「SABERA」が会社の新たな成長の柱になる可能性について考察しました。
第2弾では、MetaやAppleなど世界の大手企業がARグラス市場へ本格参入していることから、市場そのものが今後拡大する可能性について整理しました。
そして今回は、第3回です。
テーマは、
「SABERAは本当に売れるのか?」
です。
投資家として重要なのは、「技術がすごい」ではなく、「事業として利益につながるのか」を確認することだと考えています。
Makuakeは成功と言える
SABERAは応援購入サービス「Makuake」で大きな注目を集めました。
目標金額を大きく上回る支援を集め、多くの購入者から期待されていることが分かります。
これは、
「ARグラスに一定の需要がある」
ことを証明した点で、大きな成果だったと思います。
しかし、投資家として考えると、
Makuakeの成功=事業成功
ではありません。
本当の勝負はここからです。
本当の勝負は一般販売
クラウドファンディングは、
「興味を持った人」
が購入します。
一方で一般販売は、
「普通の人がお金を払って買うか」
が問われます。
さらに企業向け販売では、
- 導入効果
- 作業効率
- コスト削減
など、実際の価値が求められます。
つまり、
一般販売と法人導入が本当のスタートライン
と言えるでしょう。
次の決算で確認したい5つのポイント
① SABERAの売上はどの程度計上されたか
最も分かりやすいポイントです。
売上が決算資料にどの程度反映されるのかを確認したいと思います。
② 一般販売の状況
販売開始後の反応はどうだったのか。
想定以上だったのか。
会社からコメントがあるか注目です。
③ 法人導入は進んでいるか
私は個人的に、
法人向け市場の方が期待しています。
例えば、
- 工場
- 建設
- 保守点検
- 医療
- 教育
などでは、ARグラスが活躍できる場面が多くあります。
ここで採用事例が増えれば、大きな成長につながる可能性があります。
④ 来期以降の成長戦略
単発の商品ではなく、
「今後どのようにAR事業を育てていくのか」
会社の説明を確認したいところです。
新モデルやソフトウェア展開などについて言及があれば注目したいと思います。
⑤ 経営陣のコメント
数字だけではなく、
決算説明資料や質疑応答で、
ARグラスについてどのような説明がされるのかも重要です。
経営陣の期待度が伝わってくる内容であれば、今後の見方も変わってきます。
私が期待していること
私はARグラスがすぐに会社の業績を大きく変えるとは考えていません。
むしろ、
少しずつ販売実績を積み重ねながら、
数年かけて新しい事業の柱へ成長していくことを期待しています。
jig.jpには現在も主力事業があります。
そこにARグラスという新しい成長事業が加われば、企業としての魅力はさらに高まる可能性があります。
まとめ
ARグラス市場はこれから拡大する可能性があります。
しかし投資家として大切なのは、
「期待」ではなく「数字」を確認することです。
次回の決算では、
- 売上
- 一般販売
- 法人導入
- 今後の戦略
- 経営陣のコメント
この5つを中心に確認したいと思います。
未来への期待だけではなく、実際の成果を見ながら投資判断をしていきたい
と考えております。
【ARグラス 関連記事】
第1回 jig.jp(5244)はARグラスで変われるのか?「SABERA」に見る次の成長の可能性
第2回 ARグラス市場は本当に拡大するのか?Meta・Appleとの違いから見るjig.jpの可能性
第3回 jig.jpのARグラス「SABERA」は本当に売れるのか?決算で確認したい5つのポイント


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