2025年8月、私が保有している アステリア(3853) の株価が急騰しました。
今週はストップ高を連発し続けました。。材料となったのは「ステーブルコイン」に関するニュースです。
ここでは、なぜアステリアがここまで買われたのか、そしてステーブルコインとは何かを整理してみます。
📌 ステーブルコインとは?
ステーブルコインとは、法定通貨や資産と価値を連動させることで価格を安定させた暗号資産のことです。
ビットコインやイーサリアムは価格変動が激しく、決済や送金に使いにくいという欠点がありました。
その不便を解消するために生まれたのがステーブルコインです。
種類
- 法定通貨担保型:銀行口座に同額の通貨を預け、その裏付けで発行(例:USDC、JPYC)
- 暗号資産担保型:イーサリアムなどを担保にして発行(例:DAI)
- アルゴリズム型:需給で価格を調整(例:UST/崩壊済み)
📌 米国のステーブルコイン
- USDT(Tether):世界最大シェア。流通量は数十兆円規模。ただし裏付け資産の透明性に懸念あり。
- USDC(Circle社):完全なドル担保と外部監査で信頼度が高い。Visaなど大手決済企業と提携し、実需拡大中。
👉 米国でも全米共通の枠組みが設立されつつあり、米国では一応「整備されている」と言える段階になりました。
📌 日本のステーブルコイン(JPYCなど)
日本では2023年の資金決済法改正により、世界でも珍しく 明確な法制度のもとでステーブルコインを発行可能 になりました。
発行主体は銀行や資金移動業者に限定され、規制はかなり厳格です。
その中で注目されているのが JPYC。
「1円=1JPYC」で利用できる国内初の円建てステーブルコインで、今秋にも正式に資金移動業の登録を完了する予定です。
📌 アステリア急騰の背景
アステリアは投資子会社を通じて JPYC社に出資 しており、自社のデータ連携ソフト「ASTERIA Warp」とも技術的に繋がっています。
今回の「円建てステーブルコイン、国内初承認へ」という報道を受け、市場はアステリアを “JPYC関連株” として一気に買いに走りました。
- ストップ高連発
- 8月22日終値1645円
- 650円で仕込んでいた私にとっても大きな含み益に
📌 業績との関係
ただし冷静に見ると、アステリアのJPYCへの出資額は数千万円規模で、現状の業績にはほとんど影響していません。
今回の急騰はあくまで「テーマ株」としての思惑買いが中心です。
一方で、中長期的にはJPYCが普及すれば「Warp」を通じた導入企業が増える可能性があり、業績への間接的な寄与は期待できます。
✅ まとめ
- ステーブルコインは「安定型の暗号資産」。米国ではUSDT・USDC、日本ではJPYCが注目されている。
- 日本は法制度が整っており、今秋にもJPYCが正式承認される見通し。
- アステリアはJPYCに出資しており、関連株として急騰。
- ただし短期的には過熱気味。中長期では本業(Warp、Platio)のストック収益と、JPYCの普及がカギ。
私は650円で仕込めているので買い増しはせず、当面は冷静に見守る方針です。
今後、上がり続けるのか調整があるのか。STOP高も連発しているので一旦調整がありそうの気もするので少しだけ利確も考えています。
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