ストック型モデル企業3選|アイビーシー・ブロードリーフ・POPER

銘柄メモ

アイビーシー(3920)

事業内容

ネットワーク・サーバ監視ソフト「System Answer」などを提供。運用監視の自動化を軸に、ストック型サービスへの転換を進めています。

成長実績

直近決算では売上は横ばい傾向。利益率改善が課題ですが、収益構造の変革に取り組んでいます。

ストック型ポイント

ライセンス販売からサブスクモデルへ移行中。継続課金により安定収益化を目指す動きが注目されます。

バリュエーション

PER・PBRは中堅水準。黒字転換スピードやARR拡大のペース次第で株価再評価の可能性があります。


ブロードリーフ(3673)

事業内容

自動車アフターマーケット向け業務ソフトを中心に、クラウド型プラットフォームを展開。

成長実績

クラウド移行期により売上の一時減少があるものの、ARR(年間経常収益)の積み上げは順調。長期的には安定成長が期待されます。

ストック型ポイント

サブスク契約主体のSaaS収益モデルが柱。自動車整備工場など高継続率の顧客基盤を持っています。

バリュエーション

株価は移行期で調整局面ですが、ストック収益拡大により中長期的な再評価余地があります。


POPER(5134)

事業内容

教育現場向け業務支援SaaS「Comiru」を提供。学習塾やスクールの顧客管理・請求・連絡などを一元化し、教育DXを支援しています。

成長実績

  • 売上高は年率20%前後の成長を継続。
  • 2023年10月期以降は営業・経常・最終利益すべて黒字
  • 2025年10月期は会社予想で純利益1.1億円超とさらなる増益を計画。

ストック型ポイント

売上の約9割以上がサブスク収益で、解約率も低水準。ARRの積み上げが業績拡大に直結しています。

投資家目線

黒字転換済みのSaaS企業として、PSR(売上倍率)だけでなくPERでも評価可能に。教育市場はまだ拡大余地が大きく、**「純粋SaaSの成長株」**として注目度が高いです。

(関連記事:POPER(5134)の詳細分析はこちらから


各社比較まとめ

企業名成長トレンドストック型収益比率特徴
アイビーシー横ばい〜改善模索移行期(拡大中)IT監視分野のSaaS転換企業
ブロードリーフARR積み上げ順調高継続率自動車業界に強いクラウド企業
POPER売上+20%成長約93%教育市場特化の純粋SaaS企業

まとめ

  • アイビーシー:転換期にあり、SaaS化が成功すれば再評価余地。
  • ブロードリーフ:顧客基盤が安定、ARR成長で長期的に期待。
  • POPER:黒字化を果たし、教育SaaSの成長シナリオが描きやすい。

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