キッズスター(248A)|成長が続く“ごっこランド”運営会社

銘柄メモ

今回は2024年にグロース市場へ上場した キッズスター(248A) を取り上げます。子ども向け知育アプリ「ごっこランド」で知られる会社ですが、直近の決算数値を整理して投資家目線でまとめてみました。


会社概要と歩み

キッズスターは2014年に設立された企業で、子ども向けの社会体験アプリ「ごっこランド」を運営しています。アプリは無料で遊べますが、企業や自治体が「パビリオン」として出店し、その出店料が会社の収益になります。

2024年9月に東証グロース市場へ上場し、現在は国内だけでなくベトナムでの「Gokko World」展開、ショッピングモールでの体験イベント「ごっこランドEXPO」など事業を広げています。


事業内容

キッズスターがしている主なことは次の通りです。

  1. ごっこランド:3〜10歳の子どもたちがスマホやタブレットで「ごっこ遊び」を通じて社会体験ができる知育アプリ。子どもたちは無料で遊べますが、企業や自治体が出店料を払って、アプリに「パビリオン」(体験コーナー)を出し、楽しみながら商品の宣伝もできます。
  2. リアルなイベント(ごっこランドEXPO):ショッピングモールなどで、子ども向けの体験イベントを開きます。こちらも子どもは無料、施設や出展企業から運営費や出店料を受け取ります。
  3. 海外展開(Gokko World):ベトナム向けにアプリの海外版「Gokko World」を配信し、2023年8月から始め、2024年までに100万ダウンロードを突破しました 。
  4. サービスデザインなどの支援:他の会社の子ども向けサービス開発を手伝う、受託開発や企画支援も行っています。

業績推移(2021年度〜2025年度予想)

決算期売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)最終益(百万円)配当(円)
2021年12月期(実績)478―(非開示)93610
2022年12月期(実績)564104105750
2023年12月期(実績)7641581561100
2024年12月期(実績)9081691681040
2025年12月期(予想)1,1052192141310

投資家目線でのポイント

  • 成長性:売上は5年で約2倍、利益も順調に拡大しており、成長企業としての姿が鮮明。
  • 収益性:営業利益率も安定しており、売上の伸びがそのまま利益増につながっている。
  • 配当はまだなし:利益はすべて成長投資に回しており、将来の事業拡大を優先している。
  • 今後の注目点:海外展開やリアルイベント事業の拡大が次の成長ドライバーになるかどうか。

まとめ

キッズスターは「ごっこランド」を中心に、ストック型の出店料収入を基盤にした安定的なビジネスモデルを築いています。海外(ベトナム)にも展開して、拡大しています。配当はまだありませんが、売上・利益が着実に伸びている点はとって安心材料です。
株価は2025年8月17日現在1950円 PER 37.9倍 PBR2.19倍 配当利回り 無配 中長期向けとして注目しています。買うならば、もう少し株価が下がるまで待ちたいです。

2025年度も増収増益の予想となっており、引き続き成長企業としてウォッチしていきたい銘柄です。

(その他のストック型企業:オプティム(3694)5期連続最高売上の秘密25期連続最高売上達成

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