リンクアンドモチベーション(2170)|人的資本×テクノロジー×多角展開

銘柄メモ

ここ数年売り上げも利益も配当も増加している、リンクアンドモチベーション(2170)について紹介します。

1. どんな会社?

リンクアンドモチベーション(LINK&M)は、人の「やる気(モチベーション)」を大切にする会社です。

  • 設立:2000年3月27日(社員のやる気に注目し、コンサルティング会社としてスタート)
  • 創業:2000年4月7日
  • 上場:2007年12月17日に、東京証券取引所(当時は第2部)に株式公開されました。その後、第1部 → 現在のプライム市場へ移行しています。

これまでの成長の道筋

  1. 2000年代:リクルートの人事部出身の創業者が、人の気持ちに着目したコンサルティングを開始
  1. 2007年:株式上場で資金調達し、事業拡大へ。
  1. 2010年代:教育事業(キャリアスクール、学習塾)や外国人英語教師派遣(ALT事業)を買収・開始
  2. 2016年:「モチベーションクラウド」というクラウドサービスをリリースし、テクノロジーとコンサルを融合
  3. 現在:コンサル、人材教育、クラウドツール、人材紹介など4つの分野を持つ企業グループになりました

2. 何をしてお金を稼いでいるの?

リンクアンドモチベーションは、以下の4つの柱で売上と収入を得ています:
(関連記事:事業内容

① 組織開発(コンサル+クラウド)

  • 企業に対し「モチベーションクラウド」を提供。社員のやる気を調べて、管理職や制度を変えていく手伝い。サブスクリプション売上の比率が年々上昇。
  • 1万人以上の会社データを使って、他社と比べたり改善ポイントを見つけたりできます

② 教育・研修

  • 大学生や社会人向けにキャリアアップ講座を開催。
  • 中高生向けに学習塾を運営し、勉強を教えることで報酬を得ています。

③ ALT配置・人材紹介

  • 学校などに外国人の英語教師(ALT)を派遣する事業。
  • 仕事を探す人と企業を結ぶ、人材紹介も行っています。

④ IR支援・ベンチャー投資

  • 中小企業へ、会社紹介の資料やイベント、Webメディアの企画をして収入に。
  • 将来上場したいベンチャー企業に投資して、人材やコンサルの支援をします。

📊決算期ごとの業績まとめ表(単位:百万円/配当:円)

決算期売上高営業利益経常利益最終利益(親会社帰属)1株配当(円)
2021年12月期326.44 億円20.66 億円19.03 億円9.18 億円7.4円
2022年12月期339.69 億円46.23 億円45.67 億円20.58 億円7.7円
2023年12月期374.58 億円¹54.85 億円54.20 億円36.91 億円12.2円
2024年12月期412.00 億円62.20 億円38.79 億円(予想)15.6円(予想)

✅ 分かりやすいまとめ

  • 売上高:2021年〜2024年にかけて、大きく伸び続けている
  • 営業利益:2022年以降、順調に増加し続けている
  • 最終利益:2021年の9億円から、2024年は約39億円へ4倍増

投資家目線でのポイント

リンクアンドモチベーションは、人的資本経営という成長テーマを軸に、クラウド・コンサル・教育・ALT派遣など複数柱で高収益な事業モデルを構築。PER13倍前後・配当利回り3%超と、成長性を考慮したうえで評価は「割安~適正」。短期的な調整リスクはあるものの、人的資本重視とDXの追い風を背景に、中長期的な成長が見込めそうです。
株価は2025年7月11日現在 484円 PER 13.3倍 PBR 4.42倍 配当利回り 3.22% 中長期向けとして注目しています。
PERって何? → 【博士とケンくんの株の教室】Vol.1


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