オプティム(3694)銘柄メモ|25期連続最高売上の秘密25期連続最高売上の秘密

銘柄メモ

こんにちは、今回は25期連続最高売上更新中のオプティム(3694)について紹介します。

オプティム(3694)ってどんな会社?

  • 設立:2000年6月8日(佐賀発のIT企業)、上場:2014年10月22日/東証マザーズ(現プライム市場)
  • 主な事業:「OPTiM Biz」というクラウド上のデバイス管理サービスで、パソコンやスマホをまとめて操作・監視できます。約14年連続で国内シェアNo.1を維持
  • その他、AI・IoT技術を活かしたサービス群にも注力。「農薬散布ドローン」「建設現場の測量アプリ」「AIカメラによる映像解析サービス」など多様な分野で展開
  • 2025年3月決算期は、売上げ:116億円 営業利益:15億 売上営業利益率:18.4%

どのような点が「ストック型企業」なの?

  • ストック収益の割合が約70%以上:「OPTiM Biz」などライセンス契約などの定額収入が全収入の7割以上を占め、安定した収益源になっています。MDM市場は年々拡大が続いており、シェア1位を続けています。
    ※MDMとは?「Mobile Device Management(モバイルデバイス管理)」の略で、会社や学校で使うスマホ・タブレット・PCを一つの画面からまとめて管理する仕組みです。たとえば、遠隔操作でロックをかけたり、アプリを一斉にインストールしたり、情報漏えいを防ぐことができます
  • ストック収益は前年比109%成長中:2025年3月期にはライセンス収入が前年の1.09倍になっています。ストック型は契約が続き、安定的な収益源を増加させいてます。そして、サポート体制を国内開発し続けているため、顧客満足度が高く、解約率は0.5%前後と非常に低水準
  • 25期連続で売上更新:定額契約による安定した収益が積み重なり、2000年の創業以来、2025年まで連続で売上最高を記録中。
  • 利益率も高く安定:営業利益率は約18.5%と高水準を維持。無借金経営で体力もあり、X-Techサービスへの投資を行いつつ堅実に成長しています。

🧾オプティムの 業績推移(百万円)

年度売上高営業利益経常利益
2021年3月期7,5171,8082,000
2022年3月期8,3101,5341,485
2023年3月期9,2771,7501,634
2024年3月期10,2431,9401,844
2025年3月期10,5811,9541,862
2026年3月期(予想)11,6401,570

📈解説ポイント

  1. 売上高の連続成長
     2021〜2025年度は毎年成長を継続し、特に2024年度の10.2 億円突破、2025年度は過去最高の10.58 億円を記録。2026年度も+10%増(予想)と順調な拡大トレンドを維持。
  2. 営業利益・経常利益の歴史的推移
     2021年には急増(+603%)した後も、2022〜2025期は1.5〜1.95 億円の範囲で高い水準をキープ。2025期は19.5億円と最高益を更新し、2026期は成長投資に伴う減益(予想)が見込まれています。
  3. 安定した収益力
     営業利益率は18〜19%前後と高水準を維持し、継続的に安定した本業のもうけを示しています。
  4. 成長×利回りのバランスが良好
     売上推移・利益率ともに堅調であり、投資家視点では「安定成長型の優良株」と評価されやすいです。

🚀 まとめ:投資家目線での魅力

オプティムは、25期連続で過去最高の売上高を更新という実績が示す通り、安定的に成長し続けている貴重な企業です。その収益の柱は、 MDM市場で圧倒的シェアを誇る「OPTiM Biz」を中心としたライセンス制のストック型モデルで、全体売上の7割超を安定して支えています。

さらに、AI・IoT・ロボティクスを活用した X-Tech領域への積極投資により、新たな成長ドライバーを育成中です。開発費や人材獲得の先行投資が利益率に一時的な圧迫をもたらすものの、これは将来の競争力強化と収益拡大を見据えた戦略的判断といえます。

その結果、営業利益率18~19%と高水準を維持し、ネット無借金経営の経営基盤も健全です。ESGやガバナンス面でも整備が進んでおり、透明性の高い体制が整えられています。

株価という点では、2025年7月3日 オプティム株価 506円 PER 約24倍 PBR 約3.3倍
となっています。一時期よりも相当株価としては、下がってきており中期長期向けに注目している銘柄です。

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