📌 アセンテックとは?
アセンテックは、企業向けにクラウド上のパソコン環境を月額で借りられるサービスを提供するIT企業です。代表的なサービスに以下があります:
- 仮想デスクトップ (DaaS)
ユーザーは自社でパソコンを買わずに、クラウド上で動くパソコンを利用可能。サーバーにデータを保存するため、情報漏洩リスクも低減されます 。 - クラウドインフラ (サーバー・ストレージの提供)
高性能な機器をレンタルし、企業のシステム運用を支えるサービス 。 - 自社ブランド「Resalio DaaS」
月額2,980円から利用できる、中小企業向けの低コスト仮想パソコン環境も展開。
💰 ストック型モデルの理由
- 月額課金制
ユーザーは毎月定額を支払い、サービスを継続利用します。これにより、アセンテックは安定した継続収益(ストック収益)を得られます。 - 高い収益性と安定性
2026年1月期第1四半期では、売上62.5億円・営業利益7.8億円と前年同期比で大幅増収増益。継続収益が高い収益構造を支えています 。 - 初期コストが不要なサービス提供
利用企業はパソコンを自前で準備せず、月額料金で使えるため、導入のハードルが低く、継続利用につながりやすいモデルになっています 。
アセンテックの業績推移(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 |
---|---|---|---|
2022年1月期 | 6,484 | 708 | 714 |
2023年1月期 | 6,315 | 603 | 617 |
2024年1月期 | 6,226 | 607 | 702 |
2025年1月期 | 14,586 | 868 | 1,218 |
2026年1月期予想 | 17,000 | 1,730 | 1,730 |
📈 解説ポイント
- 2022–2024年は安定した基盤ビジネスが中心で、売上・利益ともに6–6.5 十億円程度で推移。
- 2025年1月期に入ってから、売上が一気に14.6十億円に拡大(前年同期比+134%)、経常利益も1,218百万円と大幅増益に転じました。
- 2026年1月期見通しでは、売上17十億円、営業利益・経常利益ともに1.73十億円とさらに進化。
これは、仮想デスクトップ/クラウドサービスの契約急増と自社製品が貢献している成果です。月額課金によるストック収益モデルが形を成し、高い成長性と収益性が両立しています👍
🚀 まとめ:投資家目線での魅力
特徴 | 内容 |
---|---|
事業内容 | 月額で借りる仮想デスクトップ&クラウドインフラ |
ストックモデル | 月々の定額課金で継続収益を積み上げ |
収益成長 | 売上と利益が前年同期比で大幅増 |
強み | 初期投資不要で低コスト導入、解約リスクが低い |
アセンテックは、継続性の高い収益構造を持つ企業として、ITインフラ分野のストックモデル銘柄の代表格です。テレワークや情報セキュリティのニーズの高まりも追い風となっています。
このビジネスモデルにより、アセンテックは安定性と成長性を兼ね備えた注目すべきストック型企業といえます。粗利益(売上総利益)は10%、売上に対する営業利益率は6%ですが、2026年1月予想で大幅に売り上げが上がると、売上営業利益率も10%を超える予想となり、ますます成長していく企業になりそうです。
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