2024年に赤字から脱却し、ついに黒字化を達成したnote(5423)。
さらに2025年にはGoogleから出資を受け、生成AI「Gemini」との連携が発表されました。
会員数も1,000万人を突破し、今や“創作のインフラ”としての存在感を増しています。
本記事では、そんなnoteの今後を占ううえで注目すべき「儲かっている部門」「黒字化の中身」「会員の増加」「Googleとの提携」など、投資視点で重要なポイントをわかりやすくまとめています。
✅ 黒字化を達成
2024年11月期に営業利益+0.52億円を計上し、noteは完全黒字化を達成しました。
前年は3.8億円の赤字だったため、財務体制が大きく改善されたことになります。
2025年第1四半期(12月〜2月)も引き続き黒字を維持しており、収益体質への転換が明確になっています。
🤝 Googleとの資本業務提携
2025年1月、noteはGoogleと資本業務提携を締結。
Googleは約4.9億円を出資し、noteの株式6.01%を取得(第4位株主)となりました。
この提携により、Googleの生成AI「Gemini」を活用した、クリエイター向け支援ツールの開発も進行中です。
発表後にはPTS市場で株価が上昇し、東証でも取引制限の拡大が起きるなど、投資家からも注目を集めました。
▶︎ 参考:ロイター記事
📊 どの部門が儲かっている?
2025年1Qのセグメント別利益をみると、最も儲かっているのは個人向けnoteプラットフォーム事業です。
- 売上高:約9.41億円
- セグメント利益:約2,200万円(前年同期比+255%)
また、法人向けの「note pro」も高粗利で、収益全体に安定的に貢献しています。
👥 会員数の急増
2025年6月時点で、累計会員登録者数は1,000万人を突破。
月間アクティブユーザー(MAU)は約7,360万人に達しています。
クリエイターと読者が共に増えており、投稿数や有料コンテンツも拡大中です。
✅ まとめ
- 黒字化&Google提携という2大材料が株価を後押し
- 会員数・投稿数ともに拡大中でプラットフォームとしての成長継続
- 個人・法人両方で収益を生む高粗利構造
今後はAI機能の導入効果や、有料コンテンツ・法人契約数の推移にも注目です。
📝 mykabu-noteメモ(個人の投資判断)
株価の水準を見ると、PER(株価収益率)がかなり高く、現時点ではすぐに「買い」とは考えていません。
私自身、note株を少しだけ保有していますが、成長の可能性はまだあると考えており、ホールド(保有継続)予定です。
買い増しの判断基準としては、
- 株価がもう少し下がる
- または売上が大きく伸びて、PERが割安水準まで下がる
といったタイミングがあれば、改めて「買いチャンス」が来ると考えています。
当面は新規購入を保留とし、現在の持ち株についても売らずに様子見(ホールド)するスタンスです。
※👉 私がnote株を保有するようになった経緯については、こちらの記事にまとめています:
▶︎ note株を買った理由とタイミングはこちら
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